動画撮影用のスマホスタンドの選び方

Natalie Brooks · 2026年9月3日 · 約6分で読めます

スマホスタンドに固定したスマートフォンで動画を撮影している様子

スマホスタンドの比較記事はすでにたくさんあります。この記事で扱うのは、そこでは触れられない条件です。スマホを撮影機材としてだけでなく、原稿を表示するプロンプターとしても使う場合、スタンドに求められる条件が変わります。読みながら撮るなら、画面が目線の高さに来て、微振動が出ないことが最優先になります。

プロンプターとして使うと条件が変わる

撮るだけなら、スマホは目線より下でも問題ありません。画面を見る必要がないからです。

ところが画面に原稿を出して読む場合、視線は必ず画面に向きます。スマホが低い位置にあると、視線が下がり、相手には「下を見ている」と映ります。つまりスタンドの高さが、そのまま映像の印象を決めます。

もうひとつは振動です。文字を読んでいるとき、わずかな揺れでも目が追いにくくなります。撮影だけなら気にならない程度のぐらつきが、読みながら撮ると明確に邪魔になります。

高さ:画面が目線に来るか

いちばん重要な条件です。座って撮るなら、床から 110〜125cm あたりに画面が来る必要があります。立って撮るなら150〜160cm。

卓上の小型スタンドは、机の高さ(70cm前後)に載せて合計90〜100cm程度。座った状態でも視線がやや下がります。目線に合わせたいなら、伸縮式で最大高が140cm以上あるものを選んでください。

逆に、意図的に少し下から撮る構図にする場合は低くても構いません。ただしその場合も、画面を見上げるのではなく視線とほぼ水平になる位置に調整してください。

安定性:文字を読むときの微振動

脚が細い伸縮式スタンドは、高く伸ばすほど揺れます。エアコンの風、床の振動、自分が動いたときの揺れ。撮影だけなら手ブレ補正で吸収されますが、画面の文字を読んでいるときは目で追いにくくなります。

確認方法は簡単です。設置してスマホを載せ、指で軽く机や床を叩いてみてください。画面の文字が揺れて読みにくくなるなら、その高さでは安定していません。脚を短くするか、より太い脚のものに替えてください。

3本脚のうち1本を自分の側に向けて置くと、前後の揺れに強くなります。基本的なことですが、これだけで安定性が変わります。

縦向き撮影での固定

ショート動画やUGC案件では縦向きで撮ります。ホルダーが縦向きで固定できるか、そして縦にしたときに前に傾かないかを確認してください。

縦向きだとスマホの重心が高くなるため、横向きより不安定になります。ホルダーのネジが緩いと、撮影中に少しずつお辞儀していきます。原稿を読んでいると気づきにくいので、撮影前に一度画面を見て角度を確認してください。

机での撮影に使う場合

座って机の前で撮るなら、卓上スタンドで足ります。この場合に重要なのは高さよりアームの前後位置です。

スマホが遠すぎると文字が読めず、近すぎると顔が画角に収まりません。目安として顔から40〜60cm。この距離で原稿が読める文字サイズに設定してください。距離が決まってから文字サイズを決める順番です。

アームが前に出せるタイプなら、机の奥に置いたまま画面を顔に近づけられます。机の手前に置くと、手元の作業スペースがなくなります。

選ぶときに確認する5点

製品名ではなく条件で選んでください。用途によって最適解が変わるためです。

  • 最大高。座って撮るなら140cm以上、卓上なら机上30cm以上あれば足ります。
  • 伸ばしたときの安定性。最大高まで伸ばして、軽く揺らして確認します。
  • 縦向き固定。縦にして前に傾かないか。ネジの締まり具合も見ます。
  • 角度調整の細かさ。画面を視線と水平にできるか。段階が粗いと合いません。
  • 持ち運ぶか。外で撮るなら折りたたみサイズと重さ。据え置きなら気にする必要はありません。

スタンドが決まったら、その高さと距離に合わせてプロンプターの文字サイズと表示エリアを設定します。iPhone アプリブラウザ版 で、実際に設置した状態から読めるかを必ず確認してください。

よくある質問

スマホスタンドの高さはどれくらい必要?

座って撮るなら床から110〜125cm、立って撮るなら150〜160cmに画面が来る高さです。原稿を画面に出して読む場合、スマホが低いと視線が下がり「下を見ている」ように映ります。卓上スタンドは机に載せて合計90〜100cm程度なので、目線に合わせたいなら最大高140cm以上を選んでください。

安定しているかどうかはどう確認する?

設置してスマホを載せ、指で机や床を軽く叩いてください。画面の文字が揺れて読みにくくなるなら、その高さでは安定していません。撮影だけなら手ブレ補正で吸収される揺れでも、文字を読むときは目で追いにくくなります。

縦向き撮影で気をつけることは?

縦にすると重心が高くなり、横向きより不安定になります。ホルダーのネジが緩いと撮影中に少しずつ前に傾きます。原稿を読んでいると気づきにくいので、撮影前に画面を見て角度を確認してください。

卓上スタンドでも足りる?

座って机の前で撮るなら足ります。重要なのは高さよりアームの前後位置で、顔から40〜60cmに画面が来るようにしてください。この距離が決まってから、原稿の文字サイズを決めます。

どの製品を買えばいい?

用途で最適解が変わるため、製品名より条件で選んでください。最大高、伸ばしたときの安定性、縦向き固定、角度調整の細かさ、持ち運ぶかどうかの5点です。

Natalie Brooks Natalie BrooksNatalie Brooks は動画プロデューサーで、個人クリエイター、企業チーム、オンライン講師のために一人で撮影から仕上げまでを担っている。自宅スタジオの構築、クリエイター向け機材、そして案件ありきの機材紹介では決して触れられない制作上の判断について書いている。

設置したら、その位置から読めるか確認する

スタンドの高さと距離が決まったら、実際に設置した状態でプロンプターの文字サイズを合わせてください。ブラウザでもアプリでも無料で試せます。

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