BIGVUの料金と無料枠|どこまで無料で使えるか

Ryan Kowalski Ryan Kowalski · 2026年9月3日 · 約8分で読めます

BIGVU の料金プランを比較している画面

BIGVU を2週間ほど日常の撮影アプリとして使いました。YouTube のショート動画を撮り、iPhone と iPad でテレプロンプターを試し、各プランの機能を一通り確認しています。BIGVU は自分の役割をしっかり果たすサービスです。テレプロンプター、アプリ内での撮影、そして字幕の自動生成が1つの画面にまとまっています。ただし料金の構成と、無料プランで実際に何ができるのかは、ダウンロードする前に理解しておく価値があります。

BIGVU の料金は無料・Basic・Pro・Business の4段階です。無料プランでもテレプロンプターは動きますが、書き出す動画は短いクリップまで(検証時は2〜3分程度)に制限され、ロゴの透かしが入り、字幕は使えません。つまり無料枠は「透かし付きの録画機能が付いたテレプロンプター」で、BIGVU の中心的な価値である字幕は有料側にあります。ここが判断の分かれ目です。

BIGVU は何をするサービスか

テレプロンプターのアプリではなく、撮影から仕上げまでを1つにまとめたパッケージです。含まれるのは、原稿を流すテレプロンプター、アプリ内での撮影、撮った動画からの字幕の自動生成、簡易な編集と書き出し、ロゴや色を登録するブランドキット、そしてクラウドでの原稿と動画の管理です。

この構成を理解しておくと料金の見方が変わります。テレプロンプター単体の価格ではなく、字幕生成を含むワークフローの価格として比較すべきものです。

料金(2026年時点)

プランと主な違いです。金額は米ドル建てで、改定されることがあるので契約前に公式サイトで確認してください。

プラン月額動画の長さ字幕透かし
無料$0短いクリップのみなし入る
Basic約 $15.9910分までありなし
Pro約 $29.9930分まであり+ブランド設定なし
Business個別見積無制限あり+チーム利用なし

個人で使う場合、実質的な選択は Basic か Pro です。動画の長さの上限が10分と30分なので、扱う動画の尺で決まります。

無料枠で実際にできること

無料プランは使えますが、制限は意図的に置かれています。検証で確認した内容です。

  • テレプロンプターのスクロール:動く。原稿を読み込んで速度を調整し、読みながら撮影できます。この部分は無料で完結します。
  • 動画の長さ:短いクリップまで。検証時は2〜3分程度で区切られました。これを超える動画は有料プランが必要です。
  • 字幕:使えない。撮影はできますが、書き出されるのは字幕なしの動画です。字幕を付けたいなら別のツールで作業することになります。
  • 透かし:入る。無料で書き出した動画に BIGVU のロゴが付きます。この分野では標準的な仕様ですが、公開する動画では使えません。
  • 背景の除去:有料のみ。仮想背景の機能は Basic 以上が必要です。

原稿を読みながら撮るだけなら、無料枠でも技術的には動きます。ただし透かしが入るので、公開する動画には使えません。無料枠は有料プランを試すための期間として設計されていると考えるのが実態に近いです。

字幕込みで見た場合の妥当性

料金の判断は、字幕を使うかどうかでほぼ決まります。

撮影のあとに毎回文字起こしして字幕を付けているなら、それが撮影と同じ場所で完結する価値は小さくありません。別のツールで作業する場合、動画を書き出して読み込み直し、文字を修正して焼き込む——この往復が毎本発生します。BIGVU はここを1つにまとめています。

逆に字幕を付けない、または字幕は別の環境で付けると決まっているなら、支払っている料金のうちテレプロンプターに対応する部分だけを使っていることになります。その機能は無料のアプリで同じことができます。

テレプロンプター単体としての評価

プロンプター機能だけを見た場合の位置づけです。

できること。原稿を読み込んで自動スクロールし、速度と文字サイズを変えて、撮影中の映像に重ねて表示する。プロンプターとして必要な機能は揃っています。

専用アプリと違う点。1つはクラウド前提であること。原稿はサーバー側に保存され、アカウントが必要です。もう1つは、機能が広いぶん起動から読み始めるまでの手数が多いことです。原稿を読むためだけに開くと、経路が長く感じます。

専用アプリとの1対1の比較は BIGVUと専用プロンプターアプリの違い にまとめています。

日本語で使うときに確認する2点

日本語のサイトがあるサービスですが、アプリ側の挙動は確認しておいたほうがいいです。

速度の単位。海外製のサービスは既定値が英語向けの単語数で入っていることがあります。日本語の読み上げは1分あたり300文字が基準(アナウンサーの読み)なので、この値で設定できるか、できない場合は実際に流して合わせる必要があります。

日本語の行の折り返し。句読点が行頭に来る、単語の途中で改行される——日本語の禁則処理が海外製のアプリでは十分でない場合があります。長い原稿を入れて表示を確認してください。原稿を読む道具では、この1点が読みやすさを大きく左右します。

払うべき人・払わなくていい人

払う価値がある場合。字幕を毎回付ける、チームで原稿と動画を共有する、ブランドの体裁を毎回揃える——このいずれかに当てはまるなら、機能に対する料金として妥当です。とくに字幕の自動生成を使うなら、別ツールとの往復がなくなる分の価値があります。

払わなくていい場合。原稿を読みながら撮るだけ、字幕は付けない(または別の環境で付ける)、一人で使う。この場合はテレプロンプター機能しか使っていないので、無料のアプリで同じ結果になります。BIGVUの代わりに使えるアプリ に条件と移行手順を書いています。

よくある質問

BIGVU の料金はいくらですか?

無料・Basic・Pro・Business の4段階です。2026年時点で Basic が月額約 $15.99(動画10分まで)、Pro が約 $29.99(30分まで、ブランド設定つき)、Business は個別見積です。金額は改定されることがあるので契約前に公式サイトで確認してください。個人で使う場合、実質的な選択は扱う動画の尺で Basic か Pro に決まります。

BIGVU の無料プランで何ができますか?

テレプロンプターのスクロールは動きます。原稿を読み込んで速度を調整し、読みながら撮影できます。ただし動画の長さは短いクリップまで(検証時は2〜3分程度)、字幕は使えず、書き出した動画に BIGVU のロゴの透かしが入ります。背景の除去も有料プランのみです。

無料プランの透かしは消せますか?

有料プランに移行する必要があります。無料で書き出した動画にはロゴが付きます。この分野では標準的な仕様ですが、SNS に上げる動画や納品する動画では使えません。透かしが入らない無料のプロンプターアプリを使うという選択肢もあります。

BIGVU の料金は妥当ですか?

字幕を使うかどうかで決まります。撮影のあとに毎回文字起こしして字幕を付けているなら、それが撮影と同じ場所で完結する価値は小さくありません。別ツールでは動画を書き出して読み込み直し、文字を直して焼き込む往復が毎本発生します。字幕を付けないなら、支払いのうちテレプロンプターに対応する部分だけを使っていることになります。

テレプロンプターとしての BIGVU はどうですか?

必要な機能は揃っています。原稿の自動スクロール、速度と文字サイズの調整、撮影中の映像への重ね表示。専用アプリとの違いは2点で、クラウド前提でアカウントが必要なことと、機能が広いぶん開いてから読み始めるまでの手数が多いことです。

日本語で使うときに注意する点はありますか?

2点あります。速度の既定値が英語向けの単語数で入っている場合があること(日本語は1分300文字が基準)、そして日本語の行の折り返しです。句読点が行頭に来る、単語の途中で改行されるといった禁則処理が海外製アプリでは十分でない場合があるので、長い原稿を入れて表示を確認してください。

Ryan Kowalski Ryan KowalskiRyan Kowalski はクリエイター向けの iOS・macOS アプリをレビューしており、テレプロンプター、カメラ、生産性ツールを中心に扱っている。自分のルールは、一行でも書く前に少なくとも2週間そのアプリを毎日使うこと。

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